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受験生へ

中学受験、高校受験、大学受験を問わず入試が目前に迫り、最後の追い込みの時期になりました。
この時期のような直前期に限らず、自ら受験勉強を始めた日から心がけて欲しいことを二つ書きます。

「昨日より今日、必ず1%でも自らを進歩させる。」
これは言うは易しで実行するのはなかなか大変です。
その日やらない教科があれば、その教科は忘却曲線と共に後退します。
勉強とは時と共に沈む階段を登るようなものです。
毎日全教科、理想的には全分野の学習を進めます。
これができれば1%の複利で伸びていきますから、月日が経てば経つほど効果は絶大です。
ある日、もやもやした景色が晴れ、透き通って整然とした知識体系が見えてくると清々しい気持ちになり、
勉強することの面白さが分かってくるはずです。

私は受験生と三者面談をする時、いつもお母さんに「お子さん家で頑張っていますか?」と尋ねます。
「はい、これ以上頑張れとは言えないほど頑張ってると思います。」と言ってくれたら心配はいらないでしょう。
しかし、「もっとやる時間はあると思うんですけど」など、
お子さんがまだ勉強に十分打ち込んでいない不満をこぼすようであれば、まだ努力が足りないと思います。
「弟がテレビを見て(または周りで遊んでいて)集中できないから」
など、本人は周りのせいにするかもしれません。
本人は本人なりに頑張っているんでしょうけど、周りから見て努力が足りないことが伝わっています。
少しの努力では誰も気が付いてくれません。
誰もが認める努力をすれば、周りが変わってきます。
私も大学受験のために毎日20時間近く勉強していた時には家族みんなが気を遣ってくれました。
私がお願いしなくても食事、風呂など全てのことを私の勉強がスムーズに進むように協力してくれました。
普段勉強のことは何も言わなかった父ですが、私の鬼気迫る姿勢に「お茶でもしに行こうか」と
息抜きに喫茶店に誘ってくれたこともありました。
自分が頑張りたいからと周りに何かを求めるのではなく、頑張っていれば自然と周りがそれに気付き、
支えようとしてくれるのです。そうでないとすれば、まだ自分自身の努力が足りないのです。

未来の自分が「あの時あれだけ頑張ってよかった」と思えるよう、悔いの無い月日を過ごしてください。

セルモ つくば本部教室
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