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英語が話せることより大切なこと

「英語を流暢に話せるようになりたい」

そう思って、英語の勉強を頑張っている中高生はたくさんいると思います。
英語を話せることは、もちろん素晴らしいことです。
世界中の人とコミュニケーションを取ることができるようになりますし、
自分の世界を広げてくれる大きな力にもなります。
だから、英語を学ぶことは大切です。

でも、英語を学ぶ中で一度考えてみてほしいことがあります。
「英語が話せるようになったその先に、あなたは何を話すのだろう?」
ということです。
英語を流暢に話せる人は、世界中にたくさんいます。
発音がきれいな人も、難しい単語をたくさん知っている人も、
英語でプレゼンテーションができる人もたくさんいます。
では、あなたにしか話せないことは何でしょうか。
あなたができて、他の人にはできないことは何でしょうか。
あなたが自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の心で感じたことは何でしょうか。
実は、こちらの方が長い人生ではずっと大切なのではないかと思います。

英語は「道具」です。
どれだけ素晴らしい道具を持っていても、その道具を使って何をするのかがなければ、
その価値を十分に発揮することはできません。
だから、英語を学ぶと同時に、「自分自身の中身」を作る学びをしてほしいのです。

本を読む。
数学や科学を深く学ぶ。
歴史を知る。
芸術に触れる。
スポーツに打ち込む。
何かを実際に作ってみる。
知らない場所へ行ってみる。
人と出会う。
失敗する。
悩む。
考える。
そして、「自分はどう思うのか」を何度も考えてみる。

そうした経験の一つひとつが、あなたにしかない言葉を作っていきます。
やがて、英語を話せるようになったとき、そこには「英語を話せる人」ではなく、
「英語を使って、自分にしか語れないことを語れる人」が生まれます。
それは、とても強いことです。

世界中の人と同じように英語を話せることよりも、
世界中の人が「あなたの話を聞きたい」と思うような何かを持っていること。
誰かの真似ではなく、自分にしかできないことがあること。
そして、他の人には語れない問いや経験や考えを、自分の言葉で語れること。
そこに、学ぶことの本当の面白さがあるのではないでしょうか。
だから、英語を勉強している中高生のみなさんには、
英語を流暢に話せることだけに拘らず様々なことを学び経験してもらいたいと思います。

英語の勉強をしながら、同時に、
「自分は何者になりたいのか」
「自分にしかできないことは何なのか」
「自分は何について語りたいのか」
ということも考えてみてください。
英語は、あなたの世界を広げるための大切な扉です。
でも、扉を開けた先に何を持っていくのかは、あなた次第です。
流暢な英語を身につけることをゴールにするのではなく、
「英語を使ってでも伝えたい何か」を持てる人になること。
そのための学びこそ、これからの時代を生きるみなさんにとって、
英語そのものと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのだと思います。

セルモ つくば本部教室
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