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志願理由書の指導

当教室は高校生が増えてきて、一般入試はもちろん、
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試で受験する生徒の対応もするようになりました。
それらの入試形式では通常学力試験に加え「志願理由書」を書いて提出した上で面接を受けます。
総合型選抜や推薦入試も一般入試に引けを取らず倍率が高いので、かなり綿密に作戦を立てます。
本人が学校の先生とやり取りして提出し、私はほとんど関わらない場合もありますが、
「見て欲しい」と言われたら対応するようにしています。
これまで対応した中で2つの例を紹介します。

1.東北大学教育学部総合型選抜
見せてもらった志願理由書には現在の英語教育に関する問題点とあるべき教育方法について語られていました。
しかし性格が優しいせいか、高校に対する忖度も垣間見え、論点がぼやけ鋭さにかけると思いました。
倍率が高かったので、忖度を無くし論点を整理し主張を研ぎ澄ませる必要がありました。
私がアドバイスして修正してもらったものを提出前に高校の先生に見てもらったそうですが、
高校の英語の授業の問題点をはっきり書いたので「本当にこれで出すの?」と言われたそうです。
しかし大学は既存の概念を打破する新しい発想ができる人材を求めているはずです。
結果的に面接を経て合格をもらえました。

2.佐賀大学医学部推薦入試
見せてもらった志願理由書には経験に基づいた志願理由や自分の長所短所など色々書かれていたのですが、
話が論理的に繋がっておらず軸が無い印象でした。
まず軸を決め、それに必要なことを取捨選択し、論理的に最初から最後まで繋がるように整理してもらいました。
こちらは面接の練習も何度か行い、無事合格をもらえました。

どちらもとても優秀な高校生ですが、それでもまだ高校生です。
論理構成に甘い部分があって大幅に修正する必要があり、
そうしないと他の受験生に埋もれてしまい倍率の高い入試は突破できないと考えました。
いずれの場合も学校の先生に見てもらったものをかなり修正してもらいました。

運もあると思いますが、今のところ100%の合格率となっています。

セルモ つくば本部教室
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