時々、「何時間くらい勉強すればいいですか？」と質問を受けることがあります。
しかし、これに対する明解な答えはありません。

この問題集をきちんと理解して自力でできるようになれば、定期試験または入試は大丈夫というのはあります。

しかし同じ問題集でも、生徒によってそのレベルに達するために必要な時間は違います。
集中力が高い生徒は、そうでない生徒よりも時間が短くて済みます。
少し雑な言い方にはなりますが、勉強量は[集中力]×[時間]です。

誰しも勉強にかけられる時間が限られています。だとすれば、どうやって集中力を上げるか、

高めるかが大事になります。
まずは誘惑の多い場所は避けること。具体的にはマンガやゲームがあるような自分の部屋は

避けるべき場所である場合が多いです。自宅では親の目の届く場所、例えばリビング等がいいかもしれません。

自宅以外なら、学校や図書館がいいかもしれません。塾に通っているのなら自習室を利用するのもいいでしょう。
勉強の進め方については、ずっと同じ教科をやっていると知らない内に集中力が低下しやすいので、

時間を決めて教科を変えていくのがいいと思います。

「何時間勉強する」ではなく、「勉強に充てられる時間にできるだけ集中力を高める」

という意識の方が良いと思います。

自分が狙った試験で、「やれるだけのことはやった」と言えるように頑張ってください。