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仮説検定は正しく教えられているか?

NHK教育講座の仮説検定の授業が間違いだらけという話題がSNSを賑わせています。
見たところ、書き方や言い方を間違えたというより、
元々正しく理解しないままテキストや映像を作成してしまっているように思います。

高校数学の新課程(2022年~)で統計が強化され、数Ⅰ、数Bで仮説検定が扱われるようになりました。
現高2生からこの新課程で学習を進めています。

私は前職の研究職の時に統計解析を取り扱う必要が生じ、仮説検定を含め様々なことを学びました。
そこで、これからの情報化社会において、統計解析は今後さらに重要になると確信しました。
ですから高校で統計解析を学ぶことは理にかなっていると思いました。

私自身が学んだ経験から今回の様な誤解が生じやすいのは理解できますが、
教える側が誤解したまま生徒に教えるのは非常に問題があります。
試験で間違える可能性があるだけでなく、将来統計解析を誤用したり、
その結果を間違って解釈したりしてしまう可能性もあります。

統計解析はこの情報化社会において、様々な分野で強力なツールになっています。
新課程で高校がその入口になりましたので、高校も塾も正しく教えていきたいものです。

セルモ つくば本部教室
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