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東工大女子枠について

東京工業大学(以下東工大)はこれまで日本の科学技術を牽引してきた大学の一つです。
その東工大が学校推薦型選抜と総合型選抜(旧AO入試)で143人の「女子枠」を創設する入試改革を発表しました。
学長は記者会見で
「日本の理工系は産業界でも男女のバランスが悪い。20年、30年後を見据えて一歩を踏み出さないと
世界からさらに遅れる。女性の入学者が増えれば、東工大がもっと活性化する」
と述べています。

これに対して、私は反対の立場です。
東工大が女子枠を作るのに賛成しない理由
・性差で片方を優遇することは、他方の性に対して不公平である。
・性差で優遇することで大学全体の質を落とす可能性がある。
・確かに女性の理系分野への進学率が先進国の中で低い数字になっているが、
 この要因は大学側の募集方法の問題ではなく企業側の雇用の問題や社会通念など別にあると思う。

私自身研究員時代に優秀な女性研究者を男性研究者と同様多く見てきましたので、
研究者としての優秀さに性差は無いと思っています。
また、今の教室には多くの女子生徒(理系が多い)が通ってくれていて、
みんな自分のやりたい道に進んでもらいたいと思っています。
しかし、このような女性優遇策は本人のためにも社会全体のためにもならないと思います。

セルモ つくば本部教室
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