つくばサイエンス高校再編
2023年度につくば工科高校を改編してつくばサイエンス高校になりました。
改編により6学級240名全て理系の募集としました。
しかし、その後2年連続で入試倍率が約0.3倍と志願者数の低迷が続きました。
この状況を受けて県の教育委員会は来年度から半分の3学級を普通科にすることを決めました。
普通科に進学した場合、文系、理系どちらも選択できることになります。
つくばサイエンス高校は改編からまだ1年強しか経っておらず、進学実績が出ていません。
新設の学校は進学実績を積み上げて評価され人気が高まってくるものだと思います。
中学校から「中学3年時点で理系進学を決めるのはかなり難しい」という意見もあったようですが、
茨城高専は理系に特化した学校で入試倍率も2倍程度あります。
茨城高専は県央に位置し県南からの通学は困難なので、
県南地域で高校進学時に理系を志す生徒の選択肢としてのニーズはあるはずです。
今回の再編によって志願者は増えるかもしれませんが、
つくばサイエンス高校の特色が薄れることになったのは残念に思います。