教えることは学ぶこと
学校や塾や家で教えてもらうことがあると思います。
教えてもらって「分かった」と思っていても、いざ自力で問題を解いてみると
「あれ?やっぱりつまずいてしまう」なんてこともよくあります。
試験でできるようになるためには、自分が理解したことが出来るようになっているか確認する必要があります。
学校では、授業のあと、分からないところを友達に教えてもらったり、
ほかの友達が教えてもらったりする光景を目にすることがあると思います。
もちろん、この「教える」という行動は、教えてあげている友達の親切心があってのことです。
教えてもらっている側は、「教えてくれてありがとう」と感謝すると思います。
しかし、このときに最も勉強の効果をあげているのは、教えてもらった人ではなく教えてあげている側なのです。
例えば、「面白い!」と感じたテレビドラマ。
そのあらすじを友達に話そうとしたけれど、うまく話せかったということはありませんか?
うまく話せなかった原因は何でしょう。
圧倒的に多いのは、相手に伝えるべき話が自分の中できちんと整理できていないパターンです。
確かに、話をしっかり理解していないと人に説明することはできません。これは、勉強に置き換えても同じです。
「理解したつもり」でも、頭の中で整理できていないと本当の意味で理解したとは言えませんし、
試験本番でも自分の力を発揮することができません。
また、「人に教える」ことで自分の弱点も見えてきます。
うまく説明できなかった部分があれば、それがまだ整理できていないところです。
その部分の理解を深めていく必要があります。
そして次回、人に上手に教えられたなら、きちんと理解できていると言っていいでしょう。
ですから学習定着率をアップさせたいなら、「授業のあと、他の人に教える」のが一つの方法です。
自分自身が本当に理解できているのか確認できます。ぜひ積極的に友達に勉強を教えてみてください。