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神は細部に宿る

毎年この時期になると、「神は細部に宿る」という言葉が頭に浮かびます。
これは、ドイツのある美術史家の言葉だそうです。

当教室では中3生は入試に備えて「頻出漢字」を宿題にしています。
例えば「ころもへん」と「しめすへん」の違いが字が重なって判然としないことがあります。
また、消して書き直した時に消し足りなくて前の字が残ってることもあります。
英語では「a」と「u」または「c」と「e」、数学では「1」と「7」が判然としないなど、色々あります。
これが入試になると、採点者は心の中では「こう書いたつもりなんだろうな」と思いながら、
紛らわしい答案はバツにせざるを得ないと思います。

私はそういうった細かいことでも指摘するようにしていますが、
言われても何度も同じような字を書く生徒もいれば、指摘されたことがピタッと止まる生徒もいます。
要は細部まで気を配れているかということだと思います。
細部まで気を配れている生徒は、採点者が答案のどの点に注目しているのか、
どう書くと紛らわしいのかを意識して解答しています。

茨城県の県立高校入試では、今年から採点の際にスキャナーで読み込んだ解答用紙をパソコンで分析する
光学的文字認識(OCR)を使うことになっています。
スキャンする際の濃度設定により消した部分が見た目より濃く読み取られる場合があります。
実際に当教室で利用している模試ではそういったことがよくあります。
答えを書き換える時は前の答えを完全に消すよう心がけなければなりません。

自分が求める結果を出したいのなら、細部にまで心を配る気持ちが必要です。

セルモ つくば本部教室
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