英語の辞書
英語が苦手な生徒の相談で時々挙がる問題点が「辞書」です。
そういう生徒の辞書はおよそ次の3パターンです。
1.小学校卒業時に小学校からもらった辞書を使っている
2.簡易アプリを使っている
3.持ってない、もしくは持っていても使っていない
3は論外として、1,2について説明します。
1.
卒業記念でもらう辞書は薄いもので、用例があまり載っていません。
少なくとも高校入試の受験勉強に入る頃にはこの種の辞書からは卒業してもらいたいと思います。
その単語をどういう状況でどのような意味として使うのか、用例を見て分かることもあります。
「意味は書いてあるじゃないか」と思うかもしれませんが、
そもそも日本語の言葉と英語の言葉は一対一対応ではありません。
その英単語を使っていい場合と使ってはいけない場合があり、
用例を見ないとその違いがよく分からない場合が多いと思います。
2.
今の中高生はほぼ全員スマホを持っていて、
スマホに簡易的な英和辞書のアプリをダウンロードして使っていたり、google検索したりする子もいます。
多くの場合は、先述の卒業記念辞書よりもさらに情報が少なく、1と同じ理由で必要な情報が不足しています。
google検索も同様です。
私自身スマホで使っている英和辞書がありますが、それは大辞典クラスの情報量で約6,000円します。
アプリでもそれくらいかければ、必要な情報が得られると思います。
高校生はもちろん中2か少なくとも中3であれば、
いわゆる英和中辞典と呼ばれるクラス以上のものを利用すべきです。
「英語の力は辞書を引く回数で決まる」という話を聞いたことがありますが、
かなり的を得ていると思います(もちろん学習に見合う辞書です)。
辞書は使えば使うほど、英語を学ぶ上で必要なことが全て載っていると感じます。
是非参考にしてください。