成績を上げる方法
成績を上げる最大のチャンスは、問題を解いて間違った時、分からなかった時です。
それは普段の勉強の時も、学校のテストでも同じことです。
しかし残念なことに、間違った時、分からなかった時にそこから学ぼうとしない、
もしくは学ぶ気の無い生徒が多いことに驚きます。
例えばテストで間違った時、やるべきことは以下の2つです。
1.正しくはどう考えるべきだったのか?
2.自分の考え方、やり方はどうだったのか?
1は解説を読んで、または聞いて理解することです。これについては多くの生徒はやります。
2は解説を読んで自分のやり方と同じだった時、どこで間違ってしまったのかを見つけること、
または自分のやり方と違っていた時に、自分のやり方のどこが間違っているのかを確認することです。
この作業を意外と多くの生徒がやりません。特に算数や数学です。
なぜか?
自ら見返すことができる答案になっていないからです。途中の計算をあっちこっちに書いて、
自らどういうプロセスで解いたのか訳が分からなくなる生徒があまりにも多いです。
または暗算で解いてしまって、なぜ間違えたのか確認できない生徒もいます。
いくら1をやっていても、2ができていないと同じ間違いを繰り返してしまいます。
その間違いも振り返らないから、何度も同じ間違いを繰り返します。
しかもミスがパターン化されているにも関わらず「どこかで計算間違いをしたんだな。凡ミスだった」
と気に留めないのです。
当教室では、途中の式をきちんと書くように指導しています。
それは、自分の思考プロセスを採点者に伝えることが出来るようになることもありますが、
上述のように自分の間違いパターンを見つけ、自ら修正できるようにするためです。
勉強はしんどいことが多いと思います。
でもせっかくやるなら、それによって勉強が出来るようになっていくのがいいに決まっています。
上に述べたことを守って問題演習を進めれば、少しずつでも結果に繋がってくるはずです。