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茨城県立中学の定員見直しと男女別募集の廃止について

茨城県教育委員会は、来春に実施される県立高校附属中学校・中等教育学校(計13校)の入試で、
1クラスあたりの定員を現行の40人から35人とする方針を発表しました。
学級数そのものは変更されないとのことです。
また、これまで行われていた「男女別募集」も廃止される見通しです。

まず、男女別募集の廃止については、ジェンダーフリーの観点から個人的に賛成です。
性別に関係なく公平に受験できる環境は、今の時代にふさわしいあり方だと思います。

1クラス35人という定員については、国が今後、公立中学校の学級定員を40人から35人に
段階的に引き下げていく方針を出していることに対応したものと考えられます。
ただ、それだけでなく、茨城県内の一部地域では人口減少にともない、
中学入試の倍率が年々低下しているという背景もあるのではないかと思います。
そうした意味での定員調整の側面もあるのかもしれません。

一方で、県南地域では依然として県立中学は人気が高く、倍率も高いため、
定員が減ることで競争がさらに激しくなる可能性があります。
今回の措置により県立中学に合格できなかった生徒の一部は3年後に県立高校の受験に臨むことになりますが、
その人数の県立高校募集人数に対する比率を考えると、
県立高校入試の倍率に与える影響はそれほど大きくないと思われます。

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