物理の成績を上げるには
高校物理の質問を受けることがよくあるのですが、
物理で苦戦している生徒の主な特長は以下の3点です。
1.公式を暗記しているだけで、公式の意味や公式が使える条件を理解していない
物理では色々な公式が出てきます。それぞれの公式が出てきた時に公式の意味や適用条件、
他の公式との関係性を考えてみることです。
その後で問題演習を通じて、その公式の理解を深めていけば様々な応用ができるようになります。
2.物理量とその単位の関係を理解していない
物理の問題を解く時には立式から始まりますが、
式を立てた時に各項の単位が合っていなければ確実に間違っています。
1とも関連しますが、単位を無視していると物理の理解が深まりません。
これも問題演習を繰り返すと、各物理量がパズルのピースの様に繋がり合うことがわかってくると思います。
3.状況を整理するための図を書かない
物理の問題を解く上で一番大事なのは問題のイメージです。
問題文を読みながらそれを図にしていくと、
前提条件がどうなっていて、何を問われているのか可視化することができ、状況がとても整理できます。
数学の図形の問題を解く時と似ています。
私が物理の問題の質問を受けて最初に説明するのが問題のイメージです。
物理では覚える公式は多くありません。
しかし、現象を正しく理解して、適用できる公式をうまく選択していくことができなければ物理は苦手のままです。
逆にこれを克服できさえすれば物理は安定して高得点を取れる得意教科に変わります。
大学受験は高倍率になるので、高得点を取れる教科があれば断然有利です。
物理を得意教科にしていきましょう。