ブログ

問題を沢山解きさえすればいいのか?

ある高校生にこう尋ねられました。

「成績を上げるためにはとにかく問題を沢山解けばいいのか?」

「それは基本的にそうだが、必ずしもそうでないこともある。
 そして、『沢山解く』ということは手段であって目的にしてはいけない」と答えました。

私も受験生時代、受験に向けて問題を沢山解いていました。
問題を沢山解いていると、ある日もやもやしていたものがパーッと霧が晴れるような瞬間に出会いました。
問題を解くことを積み重ねているうちに、ある瞬間、その教科、分野の知識がパチッ、パチッと繋がったのです。
頭の中で知識が体系化され、その時「この分野(教科)の試験勉強が終わった」と思いました。
その後の問題演習は、その体系化された知識の確認と、その感覚を維持するためのものでした。

このような状態に至るまでに既習範囲の勉強、特に受験勉強期に必要なことは主に以下の3つです。
・自分の力に合った問題を沢山解き、少しずつ問題のレベルを上げていく。
・分からなかった問題は解説を熟読し、それでも分からない時には誰かを頼って腑に落ちるところまで理解する。
・知識が維持できるよう、その教科を次に勉強するまで日数を空けない。

あなたの頭の中で様々な知識が整理され、必要な知識を必要な時に出すことができるようになるまで、
正しいやり方でひたすら問題演習を積み重ねて欲しいと思います。

セルモ つくば本部教室
https://selmo-tsukuba.com/


〒305-0051
茨城県つくば市二の宮1-24-8 パルシャスつくばI 102号室
TEL:029-875-4855