志望校の決め方
中3生は夏休みが終わり、いよいよ入試が近づいてきたと感じていると思います。
志望校をどのように決めていくかについて書いていきたいと思います。
夏休みが終わったと言っても、私立高校入試まであと4か月、県立高校入試まで6か月あります。
これからの時間の過ごし方で、成績を大きく伸ばすこともできますし、油断すると成績が落ちることもあります。
今の学力で決めつけずに、行きたい高校があるならまだその高校を目標としてもよいと思います。
行きたい高校を目指すことが勉強のモチベーションにも繋がります。
志望校を決める上で失敗することが多いのは、「友達が行くから行きたい」
「あの子が行くから行きたくない」という理由で決めることです。
ほとんどの高校では他の中学から来る子の方が多いはずです。
場合によっては同じクラスに同じ中学だった子が1人いるかどうかだと思います。
知っている子がいるか、親しい子がいるかどうかは安心感があると思いますが、最初だけです。
高校になれば友達関係はほぼリセットされるので、気にしない方がよいと思います。
むしろ、その高校の学力層(偏差値層)、進学実績、校風(校則、部活)、
課題の量、通学のしやすさを指標にして決めると良いと思います。
学力層は生徒全体の勉強に対する姿勢に関わります。人は良くも悪くも周りに流されやすいものです。
勉強に対する意識を高く持ち続けたいと思うなら、出来るだけ高い学力層の集まる高校に進学するのがよいと思います。
逆も然りです。高校で勉強以外に力を入れていきたいと思っているなら、
勉強中心の雰囲気や学校のルールが精神的なストレスになったり、
やりたい活動の障害になったりする可能性があると思いますので避けた方がいいかもしれません。
進路相談で時々あるのが、「その高校に進学した先輩が『勉強大変』って言ってたからどうしよう。」
「校則が厳しいらしいから嫌だ」という話です。
当然ですが、その先輩の言うことが全体を表している保証はありません。
勉強が大変だと思うかどうか、校則が厳しいと思うかどうかは人それぞれです。
あまり少数意見を鵜呑みにしない方がよいと思います。
茨城進学フェアが9月25日につくば国際会議場で開催されます。
茨城県下のほぼ全ての県立高校、私立高校がブースを構えて個別に質問等を受けてくれます。
直接高校の先生に話を聞くことができるチャンスですのでお勧めです。