スマホが勉強を台無しに
以前のブログでも紹介した東北大川島教授のその後の研究結果です。
「なぜスマホを使うほど学力が下がるのか」
一般的には「勉強時間を確保できていない」「睡眠不足で集中力が下がっている」
といった理由が挙げられますが、研究によるとどちらでも無いということです。
スマホの使用時間が増えるほど、勉強時間が長くて睡眠が十分取れていたとしても
成績が悪いという研究結果が得られました。
また、単語を調べる際にスマホと紙の辞書で単語を調べる際の脳の活動も調べています。
スマホの方が調べられる単語数は多かったのですが、脳の活動は紙の辞書を使う方が活発で、
紙の辞書で調べた方が覚えているそうです。
川島教授によると、「スマホを含むネット漬けの子供ほど前頭前野を中心に脳が発達していない。
スマホは人間が楽をするための道具ですから当然です」とのことです。
また、脳は悪い習慣を断ち切るだけで機能が回復することもわかっているそうで、
スマホ使用時間を減らすことで学習の改善が見込めるとのことです。
スマホは子供の日常生活にも入り込んでいて使用時間を減らすのは簡単なことではないと思いますが、
うまく付き合っていく必要がありそうです。