未知の問題へのアプローチ
「いかにして問題を解くか(How to solve it)G.Polya著」
世界中で約70年読み継がれてきた名著です。
数学書であり、以下の事柄が書かれています。
1.問題を理解すること
・与えられているものは何か
・図、記号を書く
・条件を分割する
まずは問われていること、条件設定を正確に把握することです。
2.計画を立てること
・似た問題を知っているか
・一般化または特殊化してみる
・条件を全て使ったか
これまでやってきた問題の中で、一部でも活用できることが無いか、
別の見方をして突破口が見えないか考えます。
与えられた条件は全て取り入れられているかを確認します。
3.計画を実行
答案を作成します。
4.振り返ってみること
・結果を試せるか
・別の方法はないか
・他の問題に応用できないか
「結果を試せるか」…具体的な値を代入しておかしくないか確認
「別の方法はないか」「他の問題に応用できないか」…今後また未知の問題を解く時に役立ちます。
こうして見ると、やはり数学は社会に出てからの「問題解決のための思考法」が詰まっていると感じます。
これから大きく変化する「未知」の世の中を生き抜くためにも、数学を頑張ってもらいたいと思います。